正確には、母子手帳はドイツの病院で取り入れられていた「Mutterpass(ドイツ語で母子手帳)」による妊産婦登録制度が起源です。1942年、厚生省の瀬木三郎が視察に訪れたドイツでMutterpassに感銘を受け、日本用に改善を加えたものを導入しました。

母子手帳の成果は、日本の乳児死亡率に如実に現れています。1950年には開発途上国並みの出生1000人あたり60.1であったのが、2006年には先進国でもトップクラスとなる2.6まで低下しました。海外でも日本のものを参考に、母子手帳を開発・発行している国が増えています。

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